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クラシック音楽の名盤,CD,DVDのおすすめ

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第三回:クラシック音楽を片っ端からなるべく安く聴いてみる方法!

クラシックを聴き始めた皆様へ の第三回です。

前回は、いろいろな曲のジャンルがあることを知ってみましょうとYouTube画像にリンクさせて、一覧表を作ってみました。あの表は一度に全部見るのも大変なのでブックマークなどを活用して、折々これはどんなジャンルだったかな・・・と見ていただければ幸いです。

さて、本日の話ですが、ゆっくり進めて行きましょう。ちょっと長くなります。

私もたまにですが「何を聴いて良いか判らない、お薦めは?」といった質問を友人から受けることがあります。

このたかだか何を聴く?がクラシック音楽では手間が面倒になるのが、一つの大きな障害です。

Pop音楽なら、Extraordinary Machineという曲ならFiona AppleLast GoodbyeならJeff Buckleyと、作曲家(および曲名)と演奏家が一対一で結びついています。勿論、好きな方ならどのマイナーレーベルで出たあのライブ盤がと悩むことはありますが、割合に聞き込んでからの話でしょう。

クラシック音楽ですと、ジャズやはたまた落語と一緒と言ったらいいでしょうか、作曲家と演奏家が分かれて、その演奏家のいついつの録音が良い悪いという話がよくでてきます。そこで一手間、二手間掛かります。

その上にもう一つ面倒なのが、曲名が《ボレロ》ならラヴェルのあれか!と判りそうなものですが、大概は、交響曲第○番、弦楽四重奏曲第×番といったもので、どの作曲にも同じものがあったりで、如何ともし難いです。

 作曲家 x 曲 x 演奏家 x 何年の録音 = 聴くCD・DVD

と書いてみたら、判りやすいでしょうか?作曲家 x 曲 x 演奏家 x 何年の録音の4つの要素が判らないと、聴きたいCD・DVDという具体的な商品にたどり着かない、ここが難点なのかなと思います。

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クラシックを聴き始めるにあたって、手始めに持っている取り掛かりの情報は人さまざまと思います。

「TVで見たこの演奏家を聴きたい!」というケースもあれば、「のだめに出て来た曲を!」ということもあるでしょう。前者は演奏家について調べればいいのですし、後者は作曲家と曲名の検討はついているので取っ掛かりとしては十分です。そんな前知識なしで、いろいろ聴いてみたい・・・というケースだってあると思います。

クラシック音楽に詳しいご友人が身近に居らっしゃって、ちょっと何か言えば、ピンと来て教えて貰えたり、CD/DVDなど喜んで貸してくれたり・・・そんな状況ならば良いのですが、クラシック音楽ファンもいざ探すとなかなか見つからないのが実情でしょう。

友人・知人の間での貸し借りが新たなトラブルになり兼ねないことも気をつけないといけません。これは貸す方も気をつけないといけないことで、「貸したはいいけれど帰ってこない」「随分、盤面が傷ついて帰ってきて、、、」ということはわたしの身近でも起きていることです。

そんなこんなを考えると、結局、自分自身で調べるのが、急がば回れの近道かと思います。

Look4Wieck.comのクラシック音楽を聴き始める皆様への連載では、作曲家 x 曲 x 演奏家 x 何年の録音 のそれぞれの要素の情報について、どうやって詳しくなって行くのか・・・私がこれでどうかなと考える、手始めの方法を、順次ご紹介しようと思います。

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作曲家や演奏家について、いろいろ調べながらはじっくりと進む方法は上に書いたように急がば回れの方法です。が、本日は「そんなに待てない!」という方のために

 誰彼にはあまり拘泥せずに片っ端から聴いてみる

という方法について書いてみましょう!取りあえずいろいろな有名曲を一通り聴く方法です。なにが気に入るか、気に入らないか判らないので、なるべくお金をかけない方法で!

時代を超え、国を超え、さまざまな演奏家を聴いて行くうちに、自分の好みの作曲家、曲、曲のジャンル、演奏家のタイプなどなど知らずイメージ出来てくると思います。また、CDやDVDに付随のスリーヴノートを読んだり、TV番組ならその解説を聴くことで、さまざまな付帯知識も知らず増えて行くことでしょう。

読書が好きな方なら、乱読する中で、好きな作家を見つけた経験があるかと思います。服に興味がある方も、知らずいろいろな店を見て歩いて、実は広く情報集めをされているのではないでしょうか?同じことだと思います。

これが、結構、聴いたことがあるメロディが多いもので、「なんだこの人の曲だったんだ!!」という発見も日々楽しいもの!

「どうしてもこれが聴きたい!」という希望がないならば、お薦めの方法ですし、急がば回れがいい方法とは思うものの、最初の何ヶ月〜1年くらいは、こういうやり方で半ば無理矢理知見を増してしまうのもいいことかと思います。

● 図書館を使う
ご近所に図書館がある場合、CDが貸し出されていると思います。なんと言っても無料なのが魅力。「でも、たくさんあって、どれを選んでいいのか、、、」、これは最初は気にすることはありません!いま持っている知識から、えいや!で手に取って大丈夫です。「いまいちだな〜」と感じたら、借り直せばいいのですし。(買ってしまうとこれができません。。。)

取っ掛かりの知識がまったくない、なんの名前も浮かばないという時は、通常、作曲家順に仕分けされていると思いますが、一番多いところから、聴いてみてはどうでしょうか?その中でも、一番多く並んでいる曲だったら、人気曲・有名曲ということです。

ジャケットを見ながらなんとなく選べば良いのです。華やかな美男・美女風のジャケットもあれば、頑固そうなおじいさん、厳しそうだけどどこか優雅なお婆さん、風景写真のものだって多いでしょう。さまざまジャケットがある中で、こんな人はどう演奏するのだろう、、、と想像しながら選んでみてはいかがでしょうか?

もし、交響曲、室内楽曲と分かれていて、どんな感じの曲目なのか想像がつかなかったら、前回の

 クラシック音楽のジャンルがややこしい!〜 YouTube参考movieリンク付き一覧表です

の記事をご覧下さい!

輸入盤 パノラマ・シリーズ ラフマニノフの商品写真片っ端からと言っても、ほんとに全部聴いたらそれだけで何年も掛かってしまいます。そこで例えば、一人の作曲家について5枚ですとか、一人の作曲家の各ジャンルの曲を1枚ずつ全体として50枚または100枚などと取りあえずのルールを決めるといいと思います。あくまで取りあえずのルールで良いのです。「この人はもっと聴きたい!」と思ったら、そこにこだわってしまって良いのですから。

作曲家の名前を冠した「ラフマニノフ名曲集」「ラヴェル・エッセンシャル」などという企画ものがあればそれも便利です(後の方で、左上に写真のあるパノラマ・シリーズについてご紹介していますので、ご参考まで)。

レンタルショップを使う
これは一枚何百円と掛かってしまうので、ちょっとお金が掛かる方法です。
方法は上の図書館を使う方法と一緒です。

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CDやDVDには解説書がついています。興味深いもののちょっと眉唾な伝記がそのままに載っていることなども多いのですが、そこに作曲家や演奏家について、「誰それに習った」ですとか、「誰それに影響を与え」ですとか、「誰それと仲が良く」といった情報があると思います。同じ頃に作られた他の名曲の情報もあるでしょう。

そういった情報を基に、次に聴く曲を決めるのも一考と思います。

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TVのクラシック番組を参考にするTVのクラシック番組も探せばいろいろありますのでいろいろご活用ください。その曲がまた聴きたい!と思うことがあるでしょう。曲名のメモなどお忘れなく!ついついメモし忘れた時は、番組のホームページを見れば、曲名が載っています

一つ問題があるのは、時間的には放送時間に固定されてしまうこと、それを録画で済ませたとしても、視聴できるのはビデオやHDDプレイヤーのある場所に限られてしまうことでしょうか。また、聴ける曲も放送内容に制限されるので、上述の通り、図書館やレンタルショップを活用する方をオススメします。

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借りるのはあまり好きでないという方に
借りて聴くのがあまり好きでないという場合は、上にちょっと出て来ました作曲家の名前を冠した「ラフマニノフ名曲集」や「ベートーヴェン・エッセンシャル」といった企画ものが、安価で出ているので聴いてみるのが良いでしょう。

こういった企画の問題点は、この曲の第一楽章、あの曲の第二楽章と一部を拾って来たものも多いこと。私はやはり最初から一曲きちっと全楽章を聴く方が発見が多いと思います。ベートーヴェンの第九の合唱部分だけ、第三楽章のゆったり美しい部分だけ、ではもったいないです!

その点、良心的な企画で、国内盤ではユニバーサル・レコードのパノラマ・シリーズ(←クリックするとLook4Wieck.comで検索した結果が出て来ます。中に違うものがありますが、上や下にお見せしている写真のジャケットと同じデザインを探してください)がありました。

同じものが、輸入盤では独グラモフォン Deutsche GrammophonのPanoramaシリーズとして出ています。

輸入盤 パノラマ・シリーズ ラヴェルの商品写真中々網羅的で、作品も管弦楽から室内楽、ピアノやヴァイオリンのソロの曲といろいろなジャンルを取り上げていますし、演奏者も新旧揃っていますので、さまざま見通しを付けるには良いものでしょう。

残念なのは、このシリーズの発表後、行く年も経っていて新品在庫がないものが多く、新中古品(未開封ながら新品のもの)などは、妙に高い価格がついていることです。元々は国内盤で2枚一組、1,500円ですし、輸入盤もその程度かもっとやすい価格のもの。元値より高くなっているものまで手に入れる必要があるのか少々疑問です。

輸入盤の方が幾分新品が手に入りやすいようです。

そもそも全部で70種類ほどありますので、全て揃えたら、結構なお値段で枚数も大変なものです。これも取りあえずのルールとして、せいぜい10人〜20人分だけ聴くとして見ては如何でしょうか?

在庫が無い上に、中古もちょっと、、、となると、欲しい作曲家のものが買えないことも多いかと思います。

中途半端に揃えるはいやだなぁと思われた際は、少し遠回りですが、今後書いて行く記事をご参考にしていただければ幸甚です。

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繰り返しますが、やはり、最初は借りて聴かれては思います。

日々の聴く量は人によって異なるものですが、いろいろ聴いていく内に数ヶ月、半年、ないしは一年と経てば自分の好みが判ってくると思われます。本格的に自分で買って行くのは、その後ででも良いのでは?

クラシック音楽との付き合いはまだ始まったばかりですから!

では、また次回!

p.s.:もし、「こういう曲が聴きたい、、、」といった疑問があれば、ブログ CVLTVRA ANIMI PHILOSOPHIA EST の方で、記事の内容は気にせずいつでもお問い合わせください。微力ながらお力になれればこちらも嬉しい限りです。
併せ、このサイトおよび上のブログの記事も随時お読み頂ければ幸いです。





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